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患者様のお悩みの声

①最近、30代になり、老化が気になるようになって、友達に勧めてもらったヒアルロン酸を打ってきました。ネットなどでは半年もつと書いてあったのに、まだ3週間くらいしかたっていませんが、元に戻ってしまいました。結構高かったので思い切ってやったのですが、このような結果に納得がいきません。やっぱり失敗されたんでしょうか?
②初めてヒアルロン酸をしてきました。終わった直後はすごいいいかもと思って嬉しかったんですけど、そう思えたのはほんのわずかの期間で、今はもう吸収してしまったのかな?と思うくらいに元通りです。調べてみたら、ヒアルロン酸を薄めていると早くなくなるって書いていて、まさかとは思うのですが、でもこんんなに早くなくなるなんておかしいし、薄めたヒアルロン酸を打たれたのかなと不安になりました。

患者様からのご相談

ヒアルロン酸注入など、プチ整形と呼ばれる治療は年々身近なものになってきています。手軽さゆえに手が出しやすい治療であることがその理由かと思います。「簡単に悩みを解決することができる」と謳われていますが、中には「すぐに元に戻ってしまった」「半年もつと言われたが、1ヶ月も持たなかった」などと言った声も聞こえてきます。

一口にヒアルロン酸と言っても、使用する製剤の種類や注入方法、医師の技術などによって効果の実感が変わってくることがあります。技術的な問題で、部位に適した製剤を使用していなかったり、経費削減の為、製剤そのものを水で薄めて使用していることもあります。また、医師が正しく長期持続する注入方法を知らない場合もあるのです。

以下に、ヒアルロン酸がすぐになくなってしまうと感じる理由を詳しく解説していきます。

ヒアルロン酸注入の仕組みとは?

どんな治療?


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もう、ご存知の方も多いかとは思いますが、ヒアルロン酸注入とは、主に気になるシワの部分に注入することで、シワを目立たなくし、若々しく見せてくれる治療です。また、に注入することで鼻を高くしたり、顎をシャープにしたりすることもできます。体にも使用することができるため、手軽にバストアップすることもできる治療となっております。

部位によってはわずか5分ほどで注入することができ、直後からメイクもできるため、メスを入れる手術よりも大変手軽で、最近ではお仕事帰りや、ショッピングのついでなどにも受けていかれる方が大変多くなってきています。ダウンタイムもほとんどなく受けられるのも人気の秘密です。

以下は当院にてヒアルロン酸注入をされた方々の症例写真です。
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ヒアルロン酸の持続期間


大変手軽で人気のヒアルロン酸ですが一度打ったからといって、永久的に持続するものではありません。部位によっても異なりますが、平均的に1回目の注入で約半年から1年ほどの持続期間となります。

実際には、完全に吸収してなくなるまでは5年ほどの期間がかかるのですが、だんだん馴染んでくるため、患者様が見た目に実感頂ける期間が【約半年~1年】として覚えておいて頂くといいでしょう。

初回の注入では、【約半年から1年】で実感がなくなってしまうことが通常ですが、実は体内にはヒアルロン酸が残っている状態ですので、2回目以降はさらに実感頂ける期間が長くなります。

以下にヒアルロン酸の持続の仕組みをわかり易く説明します。

【図1】
鼻ヒアルロン酸図1

ヒアルロン酸は少しずつ馴染んできます。実際、馴染んだ状態③からヒアルロン酸が体内に吸収されるのは5年以上の経過を要するものと思います。では患者様が5年間持続していると感じるかというと、そうではありません。患者様は昔の状態は覚えておりませんので、あくまで注入直後①からある程度馴染んだ状態で吸収されてなくなってしまったと感じるはずです。

どの状態で、患者様がなくなったと感じるかは、患者様の感性などの個人差も関係してきますが、馴染んで患者様がなくなったと感じる期間が半年~1年というのが一般的です。持続期間が約半年と聞かれて、半年毎に継続的に注入しないといけないと思われる方も多いですが、実際はそのようなことはありません。

以下の図のようにヒアルロン酸を追加する際には、馴染んだ状態に追加していきますので、積み重なっていきます。
鼻ヒアルロン酸-図1-2

2回目以降患者様が実感する期間は長くなっていきます。同じ部位に2~3回注入することで、しばらく注入しなくても効果を実感して頂けるケースがほとんどです。
※部位やしわの深さによっても多少異なりますので、ご希望の部位を注入される際に確認して頂くといいでしょう。

どうしてすぐに元に戻ってしまったのでしょうか?

インターネット上では、ヒアルロン酸注入後、1ヶ月もしないうちに元に戻ってしまったという声が多数寄せられています。実際に当院に来院される方からもよく聞かれます。原因を探っていきましょう。

原因その① 医師の説明不足

上記でも説明しましたが、ヒアルロン酸の持続の仕組みは以下の図が基本的な考えとなります。

【図2】

鼻ヒアルロン酸図2

例えばシワの浅い患者様に注入した時には持続期間は非常に長く1回の注入で3~4年位持続します。

【図3】シワが浅い場合

鼻ヒアルロン酸図3

次にシワの深い患者様の場合を説明します。

ヒアルロン酸は1本1ccとなりますので、シワの深い患者様の場合1本1ccの注入ではシワを完全に埋めるには足りません。
それでも、1本の注入でわずかにはシワは浅くなったと感じるかとは思いますが、完全にシワが埋まっている状態ではないため、このような患者様の場合、「殆ど効果の実感がなかった」あるいは見慣れてしまう事で「すぐになくなった」と感じてしまう事になります。

しかし2回、3回と積み重ねていく事で、少しずつ持続が長くなり、シワが埋まってしまえば、そう簡単には減らなくなります。

【図4】

鼻ヒアルロン酸図4

インターネット上である「すぐなくなってしまった」「すぐに吸収されてしまった」という事が起きる原因として、このようにシワの深い患者様のケースも考えられます。

特に、ほうれい線に関しては、高齢になりタルミなどが強くシワの深い方の場合ですと、ある程度ヒアルロン酸の量が必要となりますので、このようなケースになることも考えられます。

ただし、こういった事が起きる原因は医師の説明不足によることがあげられます。医師は、患者様のシワの状態も見て、1回目の注入でどの程度改善するのかを、患者様に説明することが大事です。

又、患者差にこのような持続の原理を説明することで、患者様のご理解とともに治療を勧めていかなければ、患者様の満足度には繋がらないケースが多々あります。しっかりとした説明のもと治療が行われていれば、患者様も納得して治療にご満足いただけるはずです。

原因その② 部位によって適切な製剤を使い分けていない

「ヒアルロン酸」といっても、製剤の種類は多種あることはご存知でしょうか?どの部位にも同じ薬を注入しているわけではありません。注入する部位の特徴に合わせて、それに適した製剤をしようしていきます。

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※写真はイメージです

製剤には粒子の細かい柔らかいものから、粒子の大きい硬いものまでたくさんの種類があります。

【柔らかいヒアルロン酸】

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※注入箇所:涙袋

柔らかいヒアルロン酸は、粒子が小さく、水分を多く含んでいるという特徴があります。このようなヒアルロン酸であれば、比較的浅い層のシワに注入しても凸凹する心配は少ない為、線上の細かいシワに注入することができます。
また、皮膚の薄い目の周りなどにも使用することができます。

このような柔らかく水分が多いヒアルロン酸は、硬いヒアルロン酸と比べると吸収するのが早いという特徴があります。

【硬いヒアルロン酸】

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※注入箇所:鼻

反対に硬めのヒアルロン酸は、粒子が大きい製剤です。このような製剤は、【ボリュームを出す】【形を形成する】【高さを出す】のに向いています。

例えば、胸のバストアップ鼻を高くする顎をシャープにする際などに使用していきます。硬さがある方が、シャープな形を作ることもできますし、比較的持続期間も長くなります。

硬さのあるヒアルロン酸は、深い層に注入することもできます。反対に、硬いヒアルロン酸を浅い層に注入してしまうと、凸凹が目立ってしまうこともあるのです。

【中間の硬さのヒアルロン酸】

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※注入箇所:ほうれい線

細かいシワや目の周りに使用するヒアルロン酸よりは粒子が大きいのですが、バスト用や形を形成するヒアルロン酸よりも粒子が小さく柔らかいヒアルロン酸もあります。

このような製剤は、ほうれい線口角などの比較的深いシワなどにも非常に効果が高いものになります。

まとめると柔らかいヒアルロン酸は、浅い層に注入しても凸凹しにくく、浅いシワに向いております。しかし、柔らかい為吸収が早いといえます。

反対に、硬いヒアルロン酸は、吸収は遅いけれども、浅い層に注入すると凸凹しやすいといえます。

ヒアルロン酸を注入する部位は様々であることから、当然その部位や患者様ひとりひとりに合わせた製剤を選んで注入していく必要があります。
そうすることで、よりきれいに仕上げることもできますし、しっかりと持続させることもできるのです。

しかし、クリニックによっては、多種のヒアルロン酸を用意していないところもあるようです。

例えば、
鼻を高くしたいのに柔らかいヒアルロン酸を使用すると、すぐに馴染んでしまい、あっという間に元に戻ってしまったように感じるでしょう。
ほうれい線に関しても、医師に技術がないため、凸凹しにくい柔らかい製剤を用いることで、すぐになくなってしまうというケースもあります。

ヒアルロン酸注入は、適した製剤を選ぶということもとても大事なことなのです。
当院では、常時5種類以上のヒアルロン酸を用意しており、その方のお悩みに合わせて製剤を選んで治療を行っております。

原因その③ しわを消す際、ボリューム形成ではなく、埋めるように注入してしまう

ここでは、ほうれい線のヒアルロン酸を例にしてご説明していきたいと思います。患者様の中には、ヒアルロン酸でのシワ取りは、【製剤でシワを埋める】と思われている方が非常に多くいらっしゃいます
「ここのシワを消してほしい」「この線にヒアルロン酸を入れてほしい」と言ったご要望もよく伺います。

しかし、正しいヒアルロン酸のシワ取りとは、【シワを埋める】のではなく、【深い層からボリューム形成し、下から盛り上げるようにシワを目立たなくしていく】ということなのです。

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上図のように、深い層にヒアルロン酸を注入していきます。そうすることで、凹んでいる部分(しわ)が持ち上がり、凸凹もなく自然に張りが出たような仕上がりになります。

失敗例

上図のように、シワを埋めようと浅い層に注入してしまうと、凸凹な仕上がりになったり、ミミズ腫れのようになってしまう恐れがあります。

そのため、ミミズ腫れになるリスクを防ぐため、【柔らかい製剤】を使用する場合もあるようです。
先ほども説明したように【柔らかい製剤】は持続期間が比較的短いため、すぐに馴染んでしまい、実感としてはすぐに元に戻ってしまったと感じることになります。

意外にも、ヒアルロン酸はボリューム形成でシワを改善するということは美容外科医でも知らないことが多いようです。特に大手美容外科などでは、その方法がマニュアル化されているので、正しい方法を知らずに患者様に治療しているということもあります。

当院では、ある程度硬さのある粒子の大き目のヒアルロン酸を【ボリューム形成】という概念のもと、真皮深層に注入しておりますので、なめらかに長期的な持続を実現させることができます。

原因その④ ヒアルロン酸を薄めて使用している

クリニックによっては、ヒアルロン酸を原液で使用せず、生理食塩水などで薄めて使用しているクリニックも多いようです。
当然ですが、原液100%で使用したときと、5:5で水に薄めたヒアルロン酸とでは、持続期間は単純に半分となってしまいます。
中には、3:7などほとんどが水で薄められたヒアルロン酸を使用していることもあると聞き驚きました。

そのような方法で経費を削減し、利益を得ているクリニックも残念ながら多いということを知って頂ければと思います。

ヒアルロン酸を注入する前に知っておいて頂きたいこと

ここまで、ヒアルロン酸の特徴や、すぐに元に戻ってしまう原因をご説明してきました。

最後にこれからヒアルロン酸を受けられる方に【すぐに元に戻ってしまった】とお悩みになることがないよう、ポイントをまとめていきましょう。

製剤の確認


ヒアルロン酸には多種の製剤があり、適材適所に使い分ける必要があります。
治療を受けられる際には、どのような製剤を使用するのか、また部位によって使い分けをしているのかを確認しておくとよいでしょう。
部位によっては使う必要がありますが、柔らかい製剤の場合比較的馴染むのが早くなります。
こちらの表をご参考にしてみてください。

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ボリューム形成という概念で注入しているかどうか


シワへの注入の場合、埋めるように注入している場合はボリューム形成をするよりも仕上がりが凸凹しやすく、また馴染むのも早いため、早く元に戻ってしまうと感じてしまうでしょう。

どのような方法で注入しているのか確認してみましょう。

シワをヒアルロン酸で埋めていくという発想の医師の場合は、凸凹のリスクも懸念したほうが良いですし、凸凹を回避するため柔らかい製剤を使用している可能性も疑った方が良いでしょう。

ヒアルロン酸を薄めていないか


こちらは、なかなか患者様で確認することが難しいですが、そのような不安があると伝えた上で、製剤を箱から出して開封するところを見せてもらえるか聞いてみるといいかもしれません。きちんと原液100%で行っているクリニックであれば、それを見せられないという理由はないでしょう。

以上の点を参考に、治療に臨まれることをお勧め致します。

この記事で取り上げているヒアルロン酸の施術について、
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

ヒアルロン酸の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)

2017.04.10

アンチエイジングプチ整形