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患者様からのお悩み

不自然な二重のため抜糸をして、再度埋没の修正手術をしようと考えています。

しかし、以前埋没した時、本当に異常な程腫れてしまったのでまたあのようになったら、ととても怖いです。切開した人より腫れてしまい、半年経っても腫れが完全に引きませんでした…。(瞼が厚いのに幅広にしすぎのかも)
どうすれば腫れぼったく見えない綺麗な二重を作って貰えるのでしょうか・・・(>_<)?

※※患者様からのご相談より

二重の手術を受ける際には、どの程度の幅で作成するのかという事が、とても重要になります。
ご自身に合わない幅で作成した場合には、眠たそうな目になってしまったり、今回のケースように腫れぼったくなってしまったりします。
患者様は当然、医療的な知識があるわけではありませんので、医師が患者様に良く説明して、ご自身に合った幅を提案していく事が必要不可欠であるといえます。
患者様の希望だけを鵜呑みにして、安易に二重幅を作成してしまうと、今回のようなトラブルに繋がる可能性が高いといえます。
行った手術が切開法の場合は、修正は困難ですが、
埋没法で行っている場合であれば修正は可能ですので、信頼できる医師を見つけ相談してみましょう。

以下、二重手術後の腫れぼったさに焦点を絞って私、院長竹江が詳しく解説いたします。

瞼の厚みについて

一重から二重になることで、瞼の厚みは増すことになるのです

「えっ?」と思う方もいるかもしれません。
それなら二重にしない方が良いの?と考えてしまうかもしれませんがそうではありません。
一つづつ紐解いてご説明していきます。

まずは下の図を見て下さい。
一重と二重では二重のほうが瞼の厚みは増しているかと思います。
一重二重厚み

次に下の図を見て下さい。
瞼の皮膚というのはまつ毛側から眉毛側に行くにつれて皮膚の厚みは増していきます。
つまり、広い二重を作れば作るほど厚い皮膚がかぶってくることになるため瞼の厚みは増していく事になります。特に瞼の厚みがある方であればあるほど、幅を広げた時の瞼の厚みの差というのは顕著に現われてきます。
瞼厚み違い

厚みが増すなら手術しないほうがいいの?

結局厚みが増すなら、二重にしない方が良いのか?二重にするにしても狭い幅の奥二重にするのが良いのか?という風に思うかもしれませんが、そうではありません。
確かに、瞼の厚みという事に関しては狭い二重のほうが厚みは少ないというのは事実です。
しかし、患者様が求めているのはイメージです。
適切な幅で二重を作ることによって、黒目はしっかり見えるようになり目はスッキリして見えるようになります。

スッキリするのに瞼の厚みは増す?良く分からなくなってしまいますね。

二重の手術を詳しく理解するためには、まず瞼の仕組みを知ることが必要です。
下記の一重・二重の仕組みをご参考ください。

一重の仕組みと二重の仕組みを解説

一重の仕組み

瞼板(A)といわれる軟骨状の組織に目を開ける筋肉の眼瞼挙筋(B)が付着しています。
この眼瞼挙筋(B)が瞼板(A)を引き上げることで目が開くことになります。
瞼板(A)が引き上げられると相対的に瞼の皮膚は②の方向へ垂れ下がって垂れ下がってしまうため、正面から見て黒目があまり見えていない状態になります。

これが一重の仕組みです。
黒目が見えていない状態ですので、重たい感じの印象になります。

一重のしくみ

二重の仕組み

二重になる方というのは、眼瞼挙筋(B)が枝分かれしています。
この眼瞼挙筋(B)の枝が皮膚のほうまで伸びて付着しております。
このような方の場合、眼瞼挙筋(B)が瞼板(A)を引き上げる際に、同時に眼瞼挙筋の枝が付着している点も引き上げます。そうすることにより折込が出来て二重になります。
このときCの地点(瞼縁といいます)が上に持ち上がることで、正面から見て黒目が大きく見えるようになります。
黒目が大きく見えることで、重たい印象が改善されスッキリ見えるようになります。

二重のしくみ

なるほど~!!瞼の厚みが“厚い”“薄い”で考えるのではなく、
大切なのは黒目が大きく見えるという点に着目する必要があるんですね!二重にして瞼の厚みが増したとしても、スッキリと見えるという解説には納得です♪
では、上記のことを理解したうえで、写真と照らし合わせながら更に詳しく説明していきますね。

瞼の厚みについて写真を見ながら解説いたします

一重の厚み(腫れぼったさ)はイメージであり、二重にするとスッキリ見えるものです

一重の状態では目が重たく厚ぼったいイメージに見えるかもしれませんが、二重にして実際の厚みは増しているにも関わらず、瞼はスッキリして見えているかと思います。
すなわち患者様が実際に気にしているのはイメージであり、二重にすることでスッキリして見えるようになります。

2013.3.19

幅の広い二重を作成した場合の厚みの見え方

次に幅の広い二重を作成した場合の写真を見てみましょう。
幅の広い二重で作成している為、瞼の厚みも増しているし、イメージ的には厚みも増しているかと思います。単純に広い幅で作成してしまうと、このように、厚みが増して見えてしまうという事になるのです。
腫れ
※こちらは、当院にリオペをご希望で来院された患者様のお写真です。

実際に当院で行った二重術3パターンを写真と共に解説いたします

1、写真A

一重の重たい印象から二重になることでスッキリした印象になっているかと思います。
幅的にはこれ以上広げると少し瞼の厚みが目立ってしまう患者様でした。
患者様の好みもございますので、少し広い幅も見て頂き、患者様に選んで頂きました。
2013.3.19完成

2、写真B

幅の広い二重を作成しました。
幅も広く平行型の綺麗な目になっているかと思います。
瞼の厚みも気にならないかと思います。
こちらの患者様の場合、元々瞼の皮膚が厚ぼったい患者さまではなかったので、広い幅で作成しても厚みは気にならないかと思います。

2015.2.13完成

3、写真C

幅の広い二重を作成しました。
平行型の綺麗な二重ではありますが、多少厚ぼったい感じはありますね。こちらの患者様は、元々皮膚の厚みがある方でしたので、広めに作成すると多少厚みが出てしまいます。

もう少しせまいほうの幅も提案しましたが、その場合平行型の広い二重にはならず、少し重たい印象も受けましたので、両方見て頂きこちらを選んで頂きました。
このパターンで行う場合、患者様にしっかりとした説明を行わずに手術を行えば、術後に厚ぼったくなってしまったというトラブルに繋がってもおかしくはありません。
こういった説明をしっかり患者様に伝えたうえで、患者様と幅を決めていくという過程がとても重要なってきます。

2015.9.25完成

今回は3パターンの瞼ご提案出来る二重幅について解説させて頂きました。以上のように、“一人一人提案できる二重幅”というのは変わってきます。
その為、カウンセリングの際は患者様にいくつかの二重のシュミレーションを見て頂き、患者様に適した幅を提案することが重要となっております。

患者様の希望を聞きながら、正しい判断のできる医師を探しましょう

“ご自身の希望通り”が美しい二重とは限らない

二重を作成する際には、患者様の目の状態をよく理解して、患者様の希望も考慮しながら適切な幅で提案することが必要不可欠です。

他院でのトラブルの修正依頼を受けた際に、患者さまから頂くお話を聞く限りですと、安易に二重幅を決められているケースが多いように思えます。
たいして説明もないまま、患者様の希望通り二重を作成しているケースが多いようです。
まずは、患者様にわかり易く二重の仕組みから説明するという事はとても重要です。
その上で患者様の希望に対して、ご提案していく作業が大切となっております。

二重の解剖を熟知し、わかり易い説明が重要

カウンセリングも数分で終わって、後はカウンセラーによる説明だけというクリニックも多いようです。これではトラブルも多くなってしまいますね。
二重の幅決めがいかに重要かという事がわかっていただけたかと思います。
医師は解剖を熟知して、患者様にわかり易く説明していく事が求められます。

二重幅を決める際のシュミレーションはとても大切

解剖の熟知と共に、二重幅を細かくシュミレーションしていく技術というのも必要です。
二重幅のシュミレーションとは専用のスティクを用いて、患者様に二重になった状態をシュミレーションしていくのですが、これまた技術が必要です。
熟練していないと、正確にスティクを当てて正しくシュミレーションすることが出来ません。
私の見解ですと、正しく行えていない医師がとても多いように思えます。
正しく行えれば、患者様もイメージしやすく、細かな提案が出来るため、患者様も理解して選びやすくなります。

二重のシュミレーションに関してはこちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。せっかく二重にしたのにしっかり食い込みません

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瞼の厚み=瞼の脂肪取りではありません

最後に、【瞼の厚みを減らしたい】と考える患者様が真っ先に思いつく瞼の脂肪取りについても解説をしておこうと思います。
現実、瞼の脂肪取りを行っても厚みは解消されません。
クリニックによっては、患者様のイメージを逆手に取り、必要のない脂肪取りを勧めているクリニックも少なくないので注意が必要です。

瞼の脂肪取りに関する説明に関してはこちらの記事で説明していますので興味のある方はご参考ください。瞼の脂肪は取ってはいけません。何故なら将来的な目のくぼみにも繋がるのです。~あなたの瞼の厚みは本当に脂肪ですか?~

この記事で取り上げている二重の施術について、
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

二重手術「埋没法」の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)
二重手術「切開法」の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)
目の総論(水の森美容外科 公式サイトへ)

    大事なお顔を扱う美容整形の手術ですので、良いクリニックを選び、満足いく結果に繋がると良いですね。
    安易な広告のキャッチフレーズに惑わされず、自身でも良く知識を身につけて医師を選びカウンセリングを受けることが大事です。

2017.04.10

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