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痛い

豊胸手術をして5年経ちます。右側の胸だけが硬くてパンパンで痛いです。
触ると部分的にペコペコする所もあります。術後も右側だけが熱をもってて痛かったのですが、
先生いわくスペースが小さかったかな?と言ってました。
年に一度乳がん検診でエコーをしていますが、時々チクチクするきがするので
このまま放っておいて大丈夫なのか心配です。

※患者様からのご相談

硬くてパンパンになっているということは、シリコンバッグを入れている部分に被膜拘縮が起こっていると思われます。被膜拘縮が起こっている場合、体内のシリコンを取り出すか、(以下、抜去)シリコンバッグを入れ替える再手術を受ける必要があります。

そして、痛みが伴っているということなので、程度の強い拘縮が起きていることが考えられますね。

しかし、再手術と簡単に言っても、女性のみなさんにとって、お胸は非常に大切な体のパーツですので、女性のみなさんが悲しい思いをしないで済むよう、シリコンバッグ挿入についてや正しいクリニックを選ぶ必要性などを、ご説明させて頂きます。

被膜拘縮とは??
シリコンバッグを体内に挿入すると、人体ではシリコンバックは異物と判断され、生体反応として、バッグを包み込む様に被膜(通称カプセル)が形成されます。通常では、被膜が形成されることは特に問題ないのですがこの被膜が稀に厚く硬くなることを被膜拘縮と呼んでいます。

1 豊胸手術の種類


豊胸手術にも数種類ありますので、それぞれメリットデメリットと併せてご紹介します。

バック挿入
メリット
シリコンバッグを入れるとある程度の大きさまで対応ができるので、
しっかりした大きさの胸にされたい方には、お勧めの施術です。

デメリット
稀に被膜拘縮を起こします。
ダウンタイムがあります。(施術を受けてから、施術前の日常生活に戻るまでの期間。)

脂肪注入
メリット
脂肪吸引をする方にとっては、ついでに胸も大きく出来るので一石二鳥で、
別途注入代のみの料金なのでリーズナブル。

デメリット
凄く大きくは出来ない。乳癌検診で紛らわしくなる。

ヒアルロン酸豊胸(ハイアコープ)
メリット
30分程度で手軽に行える

デメリット
1カップのサイズアップが限界。
数ヶ月たつと体に吸収されてなくなってしまう。
乳癌検診で紛らわしくなる。

冒頭にて質問をされていた患者様は、バッグ挿入をされています。次は、この患者様に起きた被膜拘縮についてご説明します。

2 被膜拘縮について

上記でも述べましたが、再度ご説明をさせて頂きます。

被膜拘縮とは??
シリコンバッグを体内に挿入すると、人体ではシリコンバックは異物と判断され、生体反応として、バッグを包み込む様に被膜(通称カプセル)が形成されます。通常では、被膜が形成されることは特に問題ないのですがこの被膜が稀に厚く硬くなることを被膜拘縮と呼んでいます。

冒頭の患者様に起きた現象も恐らく、この被膜拘縮であると思われます。

では、被膜拘縮が起きるとお胸はどうなるのか?と下のお写真と共にご説明をさせて頂きます。

胸
被膜拘縮が起きている胸(引用元:セレクト美容塾・乳房)

明らかに、お胸が変形していることがお分かりになるかと思います。程度が強くなるにつれて、

見た目は自然でも触ると硬い
     ↓
見た目でも明らかに硬い
     ↓
球形に変形する

といった変化が起こってきます。

最も程度が強くなると上記の写真の様になります。

3 なぜ被膜拘縮が起きるのか?


なぜ被膜拘縮が起きるのかというと、次の二点が挙げられます。

(1)シリコンの種類による場合


使用したシリコンの種類(素材・大きさ)によっても被膜拘縮の確率は変わってきます。
素材ですと、現在ではほとんど使われていない表面がツルツルしたスムースタイプものやサイズでも明らかに大きすぎるものだと起こりやすいと言われています。(現在はテクスチャータイプが主流です。)

シリコンバッグの種類には、大きく分けると
スムースタイプかテクスチャータイプの二種類しかありません。

ですが、クリニック毎にそれぞれに異なるネーミングがつけられています。ネーミングに違いはあれど、それぞれの質や形状には大きな差はありません。ネーミングに違いを持たせるのは、クリニック側の集客上の狙いに過ぎません

根本的な素材が同じである場合、ネーミングや金額の異なるバッグを使用しても被膜拘縮が起きる確率に変わりはありません。

スムース
<スムースタイプ>
表面がツルツルしている。

テクスチャ
<テクスチャータイプ>
表面がザラザラしている。

(2)医師の技術不足の場合

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執刀医の技術不足の場合もあります。
バッグを挿入する範囲はまんべんなく均一に、乳腺および大胸筋の下が剥離され充分なスペースを確保しなければなりません。しかし、剥離が不十分でスペースがバッグに対して小さすぎるとバッグの可動が少なく、バッグが圧迫されることにより、被膜拘縮が起こりやすくなります。

次の図をご覧下さい。

○ ×

良い例
剥離がまんべんなくしっかりされているので、バッグが斜線内を動くことができるので被膜拘縮が起こりにくい。

悪い例
剥離がされていない部分があることにより、バッグが圧迫されてしまい被膜拘縮が起こりやすい。

また、出血や炎症の程度でもかわるので、なるべく出血を少なくするドクターの技術も関係があります。

(3)体質の場合

被膜拘縮が起きる方の共通体質は特にありません
いわゆる、ケロイド体質の方や傷跡が目立ちやすい方などは、起こりやすいという説もあります。技術力のある医師のもと、施術を受けても起きる可能性が稀にあります。

実際に拘縮が起きた場合と乳癌について

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まず、拘縮が起きた場合どうすべきかと言いますと、
基本的にはバッグの抜去か入れ替えが必要です。

冒頭の患者様も気にされていた被膜拘縮は乳癌に繋がるのか?という点ですが、被膜拘縮によって、乳癌の可能性が上がったりすることはないと考えられています。

しかし、拘縮が強くなってくると見た目の触り心地でも明らかに硬くなり球形に変形する程度の拘縮だと痛みを伴う場合もありますので、放置せず早めに受診をして頂くことをお勧めします。

保証制度について

保証制度の非重要性

抜去か入れ替えに関する料金設定は各クリニックで決められていて多くの美容外科ではバッグ豊胸に保証を付けています。

多くのクリニックの保証内容としては、バッグの入れ替えは含まれておらず、抜去のみとなっています。

一見、保証が付いていると非常に安心だと感じるかもしれませんが、保証制度の有無というのは重要ではないと考えます。

理由としては、
それぞれのクリニックが謳っている保証制度は、集客目的の保証制度であり、実際に被膜拘縮が起きた場合、抜去のみで入れ替えをしないことや追加料金がかかるなど患者様にとって不利益に働く場合があり、本当に患者様が必要としている保証なのか不明確な点が挙げられます。

また、保証をつけることで料金も高額になり患者様に大きな負担となりますが、患者様自身もあまり把握せず、クリニック側より誘導されていくケースが後を絶ちません。

これを防ぐためにも、保証内容が抜去のみなのか入れ替えまでしてくれるのかを患者様ご自身が事前に確認をしておく必要があります。

入れ替えはバッグを新しいものに取替えるだけでなく、硬くなった被膜をしっかり除去することが、再発を防ぐために必要ですが、この手術は難易度の高い手術のため誰でもできる手術ではありません。その点、バッグの抜去のみであれば、簡単に行うことができるので、実質的には多くの美容外科の保証とはバッグを除去するのみのクリニックが多くなっています

美容外科のあるべき姿

水の森美容外科 当院の場合、被膜拘縮の保証制度はありませんが、当院のカウンセリングは何回でも無料にて行っております。患者様に万が一被膜拘縮が起こった場合でも、施術日からの期間に関係なく安心してご来院頂くことが可能ですので、実際のカウンセリングにて状態を診させて頂き、最適な治療のご案内をしております。料金設定も表示金額通りに頂いており、追加で頂くことはありません。

患者様に何かあった時にしっかりと診察させて頂くことが、当然の義務であり、患者様中心主義に繋がっております。

本来の美容外科のあるべき姿とは、保証という聞こえの良い響きで集客をするのではなく、また、不明確な保証内容での高額料金設定をするのではなく、被膜拘縮が起きた際にしっかりと最適な治療を提案し、明確な料金設定に加え高い技術で施術を行うことができることにあると考えます。

正しいクリニックを選ぶためには

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被膜拘縮はごく稀ではありますが、バッグ挿入を入れた方誰にでも起こりうる症状ですので
実際に起きた場合に、クリニックがどのように対応をしてくれるか?
どのような保証になっているのか?を把握しておくことが非常に重要だと考えます

保証を謳っているクリニックへは被膜拘縮が起こった際に、バッグを抜くだけなのか、被膜を除去した上にきちんと入れ替えてくれるのか?の2点を患者様ご自身がしっかりと確認する必要があります。

いずれにしても、被膜拘縮が起こらない様にしっかりと手術を行える技術のあるドクターや、実際に起こった際にバッグの入れ替えが可能な医師のもとで、手術を行うという選択をされることが患者様にとって最も大切なことですので、患者様もクリニック選びは慎重に行うと良いでしょう

この記事でとりあげた豊胸術「シリコン挿入」の施術について、
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
豊胸術「シリコン挿入」の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)

2016.10.11

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