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患者様からのお悩み

胸が小さいことが中学生の頃からのコンプレックスでした。
Aカップあるかないかくらいで・・ずっと悩んできました。
やっとハタチになり、念願だった胸のヒアルロン酸を受けてみました。
今年の夏こそは水着を着たかったので。
ヒアルロン酸を入れたばかりの頃は、すこし大きくなった胸にとても喜んでいたんですが、そんなに期間は経っていないのに元に戻ってしまった気がします。
1年くらいは持つと聞いていたので失敗?かと思ってしまいました。もう一度ヒアルロン酸を入れてもらった方がいいのか、どうしようか悩んでいます。

私は子供がおり、授乳をきっかけに胸が小さくなってしまいました。スタイルが崩れたことが気になり、胸にヒアルロン酸を入れるくらいなら、抵抗も少ないと思い、仕事を復帰する前に施術を受けました。劇的に大きくはなりませんでしたが、それなりに満足できました。

しかし、やはりヒアルロン酸はすぐになくなってしまいました。
ちょっとお金が勿体なかったかなと感じます。
シリコンを入れるには抵抗があるし、こんなにすぐなくなるならヒアルロン酸は勿体ないし、悩むところです。

※患者様からのご相談

今回は、バストについてのご相談を取り上げていきたいと思います。
どちらのご相談も、胸にヒアルロン酸を入れたけれど、注入直後は満足できたにも関わらず、短期間で元に戻ってしまったというお悩みですね。
胸のヒアルロン酸は、シリコンバッグを挿入する手術と違い、大変手軽に治療ができるため、多くの女性に人気がある治療方法です。
手軽であることがメリットではありますが、永久に効果が持続するわけではないのが特徴です。
しかし、きちんと患者様の体型や希望に合わせて治療を行えば、すぐに戻ってしまうということはありません。
少なくとも初回の注入で1年程度は持続する治療です。

こちらの記事では、なぜ注入してすぐに胸のヒアルロン酸の実感が出来なくなってしまったのかを私、銀座院院長の末永が詳しくご説明させて頂きます。

胸のヒアルロン酸注入について

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胸をボリュームアップさせるためにヒアルロン酸(ハイアコープ)を胸の乳腺組織と胸筋の間に注入していきます。治療時間は30分ほどで大変手軽に行うことができます。

シリコンバッグが2カップ以上大きくできるのに対し、ヒアルロン酸は最大でも1カップ程度のボリュームアップとなり、大きさよりも手軽さを重視される方に非常に喜ばれている治療です。
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胸のヒアルロン酸の特徴としては、シリコンバッグを入れる方法とは違い、レントゲンを撮っても写ることはなく、今後の授乳にも影響がなく安心して頂けます。
また、翌日からシャワーを浴びることもでき、ダウンタイムが短いのがメリットです。

すぐに戻ってしまった原因

今回は、胸にヒアルロン酸を注入したにもかかわらず、すぐに元に戻ってしまったというご相談について取り上げています。こちらのご相談は、ネット上の投稿ですので真相はわかりかねますが、考えられるケースがいくつかありますので、詳しく解説していきたいと思います。

ケース1 ヒアルロン酸の経過の実感に個人差がある

まず、ヒアルロン酸の持続についてご説明いたします。
クリニックによって、胸のヒアルロン酸の持続期間は様々な記載があるかと思います。
1年と記載があるクリニックもあれば、5年と記載されていることもあり、患者様にもわかりにくい表現になっていることも多いようです。
期間に開きがあるため、長く持続すると記載がある方が良質なヒアルロン酸を使用しているように思う方も多いかもしれません。しかし、基本的に豊胸用に使用されるヒアルロン酸であれば、どの製剤も持続期間に大きな差はありません。

では、なぜこんなにも持続期間の表記が違うのでしょうか?
それは、クリニック側が【実際にヒアルロン酸が吸収されるまでの期間】を伝えている場合と、【患者様が見た目として実感している期間】伝えているかによっての違いであります。

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ヒアルロン酸は、ジェル状の成分でできています。
そのため、シリコンのように形をキープしたまま持続することは困難です。時間の経過と共に砂山のように崩れていきなだらかになっていきます。
この時、ヒアルロン酸は吸収されたわけではありませんが、砂山がなだらかになることで患者様の実感はなくなってしまったと感じてしまいます。ヒアルロン酸は、このようになだらかな状態になってから吸収されるまで5年程度の年月の間、体内にとどまっています。
上図ですと、③の状態で5年程度体内に残っているということになります。

私が長年美容外科医として勤務していて、患者様は自分のもともとの胸の大きさを忘れてしまい覚えていないということをよく痛感します。
患者様は、最初の胸の大きさではなく、一番大きさを実感できた①の頃の大きさを基準にされます。そして、もともとのサイズを忘れているため、②から③へとヒアルロン酸が徐々に減ってくる過程で、実際には最初よりも大きい場合もなくなってしまったと感じられることが多いようです。

当院では、初めて胸にヒアルロン酸を注入される方には、【サイズを実感できる期間として、1年程度】とご説明させて頂いております。
しかし、中には1年も持たなかったと感じられる方もいらっしゃいます。
これは、ヒアルロン酸が実際になくなったわけではなく、もともとのサイズを忘れてしまい、②の状態であっても一番大きかった①よりも小さくなったというところでなくなってしまったと思ってしまう傾向があるということです。

これは、初めてヒアルロン酸を注入された方がよく感じられることです。
では、2回目以降はどうでしょうか。

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先程よりご説明している通り、ヒアルロン酸は、時間の経過と共に砂山がなだらかになっていきますが、粒子がなくなって完全に吸収されているわけではなく、実際は5年ほど持続しています。
もともと残っているヒアルロン酸の上から、更にヒアルロン酸を追加すると、追加した分のヒアルロン酸もある程度は馴染んでしまいますが、もともとあったヒアルロン酸の上に積み重ねているため、更に持続が長くなります。3回程度これを繰り返していくことで、初回とは比べ物にならないくらい、長持ちするようになります。
また、2回目以降に追加する際は、初回よりも少ない量で追加することが多くなりますので、費用も少しずつかからなくなっていきます。

胸のヒアルロン酸の吸収にはこのような特徴がありますが、患者様は意外と知らないことが多いように思います。しっかりとこの仕組みを知って頂き、納得して頂くことで、術後の不安が解消されることもありますので、クリニック側は、事前にきちんと患者様に理解して頂くことが重要となっています。

ケース2 注入量が少なかった

次に考えられるケースは、単純に注入量が少ない、足りていないというケースです。

通常の体型の方での目安となりますが、
◆片胸100cc (両胸200cc) 1カップアップ
◆片胸 75cc (両胸150cc) 半カップ〜1カップアップ
◆片胸 50cc (両胸100cc) 半カップアップ

程度のヒアルロン酸が必要であります。

当然ではありますが、注入している量が少ないと、大きさを実感することは難しく、すぐになくなってしまったと感じられるでしょう。
大きさを実感する為には、ある程度の量が必要であることは知っておいていただくとよいでしょう。

両胸で50cc程から注入を行っているクリニックもあるようですが、初回から少ない量での注入は実感ができず、満足度も低いためあまりオススメはできません。
利益を重視するあまり、予算があまりない患者様に対して、少量のヒアルロン酸を勧めることもあると聞きます。注意しましょう。
ヒアルロン酸注入の際は、ヒアルロン酸以外に麻酔等も入っている為、麻酔の量によっては、少ないヒアルロン酸注入でも直後はそれなりに大きく感じます。しかし、麻酔液はすぐに吸収されますので、麻酔液によるボリュームアップ効果は数日です。このような原因で、患者様がすぐになくなってしまったというケースに繋がっている可能性もあるのではないかと思います。

こちらの注入量の目安はあくまで、標準的な体型の方での目安となります。
体型が大き目の方は、通常の量では大きさを実感することが難しくなるということもあるので知っておきましょう。

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体型の大き目の方に100ccを注入しても、面積が大きいために高さが出せず、大きさを実感しにくいということがあります。
このような方は、より多くの量のヒアルロン酸が必要な場合があります。
当院では、このような方は費用がよりかかってしまうこともあるため、積極的におすすめしないこともあります。反対に、体型が細い方の場合、100ccあれば十分に効果が出せるため、より実感しやすくなります。

このように、ヒアルロン酸を注入する量によって実感が変わってくることがありますので、注入前にどれくらいの量を注入していくかどうかは、予算も含め医師としっかり相談して決めるようにしましょう。

ケース3 ヒアルロン酸を薄めている可能性

最後に考えられるのはこのケースでしょう。
これは、胸のヒアルロン酸に限らず、アンチエイジング目的のヒアルロン酸やボトックス注入でも行われていることです。

あまり考えたくはありませんが、クリニックによってはヒアルロン酸を水で薄めて注入しているところがあるようです。
経費削減と言ったところかと思いますが、水で薄めたヒアルロン酸は、注入直後は大きさを実感できても、水分はすぐに吸収されてしまい、実際に残ったヒアルロン酸はわずかであるため、あっという間に元に戻ったように感じられます。

原液のヒアルロン酸できちんと治療してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

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胸のヒアルロン酸で失敗しないためのまとめ

胸のヒアルロン酸注入をした際、術後に失敗だったのでは?と不安にならないためには、しっかりとその手術における特徴やメリット・デメリットをきちんと理解しておくことが不可欠と言えます。

ここまでお伝えしてきた内容を最後に簡単にまとめていきましょう。

◆胸のヒアルロン酸の吸収までの期間はクリニックによって表記に違いがあるが製剤による持続期間に大きな差はない。
◆表記の違いは【大きさを実感できる期間】を記載しているのか、【体内から完全になくなるまでの期間】を記載しているのかである。
◆【体内から完全になくなるまでの期間】というのは、患者様が大きさを実感している期間ではない
◆患者様は元々の胸の大きさを忘れてしまい、なくなったと感じてしまう傾向がある
◆初回の注入は大きさの実感が短いケースが多いが、回数を重ねるごとに実感の期間も長くなる
◆注入量が少ないと実感が少ない
◆体型が大きい方は注入量が多く必要である
◆ヒアルロン酸を薄めている場合があるので、事前にしっかり確認する

ポイントが多くなってしまいましたが、このような点をしっかりと理解した上で治療を受けるようにして頂くことをお勧めしたいと思います。

この記事で取り上げている豊胸術ヒアルロン酸(ハイアコープ)の施術について、
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

豊胸術ヒアルロン酸(ハイアコープ)の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)

2017.04.07

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